小学生におけるクラブと部活動

岡崎市の小学生女子バレーボールチーム美川VCの河内です。クラブと部活動の位置づけについて、大会が近づいていることもあり、曖昧にせずにハッキリしなければ、と考えています。

文科省が部活動の意義について「学校生活の豊かさをもたらす」と結んでいる通り、学校や先生とのつながりに重点を置いているのに対し、クラブは「高い水準の技能習得や挑戦」に重点が置かれているものと思います。

「楽しく学校のみんなとバレーボールをしたい」のであれば部活動が適していると思いますし、「もっと上手くなりたい」のであればクラブが適しているのではないでしょうか。

私は、クラブの目的にもあるように、真剣に打ち込む中でこそ、学ぶことがあると考えていますので、「バレーが好きで、一生懸命やりたい!もっと上手くなりたい!」という子どもたちと、一緒に上を目指してがんばっていきたいと思っていますし、緩慢な態度やプレーを注意するのも、そういった考えがあるからです。もし、部活動がメインで、少しでも日程が重なれば迷わず部活動に出るくらいのスタンスであれば、異なった目的・取り組み姿勢の子どもが混在することになり、チーム運営が困難になるため、部活動一本に絞ってもらった方がお互いに良いのかなと思います。例えば、「届きそうなボールを簡単に諦めるな!」と指導しても、「そこまでやるつもり無いよ。学校ではそんな風に教わってないし。」という意識の子がいれば、他の幼い子は簡単に流されてしまうのは想像に難くありません。(単純にもっと体を動かしたいのであれば、市のバレー教室や5年生保護者の主催する愛好会に参加する手もあります)大会登録期限もありますので、次週を目処にお考えを確認させてください。

最後に、誤解を招くといけないので1点補足ですが、部活動自体は大変有益だと考えていますので、可能な限り参加し、先生や学校の友人と大いに親交を深めてもらえればと思います。以前からお話しています通り、部活動の大事なイベントである市の球技大会にはクラブのスケジュールも考慮します。前段で記した通り、部活動は学校におけるひとつの教育的活動ですので、クラブでがんばっている子は除け者にする。となったら問題ですし、そうはならないはずです。